レスポアール久山20周年記念

レスポアール久山の近くの田圃では、青々とした早苗がきれいに列をなし、田圃に張られた水が梅雨の晴れ間の日差しにキラキラと輝いています。例年の梅雨入りの時期になってもなかなか雨が降らず、久山町の水瓶である猪野ダムも底が見えるほどに干上がり、水不足が心配されていましたが、6月26日にやっと梅雨に突入しました。1951年に観測が始まって以来一番遅い梅雨入りだそうです。南米の近くの海洋の温度が平年より高いいわゆるエルニーニョ現象によって、熱帯付近の東風が平年より弱く、梅雨前線を北に押し上げにくくなったことが影響しているようです。同じように梅雨入りが遅かった一昨年の北部九州は7月になって、それまで降らなかった分を一気に放出したような集中豪雨に見舞われて、大きな被害を受けました。近年、従来の梅雨のイメージと異なり、激しい雨が局地的に集中して降り続けることが多くなっています。地球温暖化も影響しているのかもしれません。
梅雨空のもと大阪で開催されたG20における大切なテーマの一つが「海洋のプラスチックごみ問題」でした。毎年800万トンものプラスチックごみが海に流れ込み、このままの状態が続くと2050年には海にいる魚と流れ込んだプラスチックが同じ量になってしまうそうです。G20では、2050年までにプラスチックごみの海への流入をゼロに抑えることで合意しました。海は地球上のすべての生き物の命の故郷です。また、海水は雨となり地上を潤し、川に流れたその水を受け止め循環することで、地上の生き物を育み続けています。7月の第3月曜日(今年は15日)は、海の恩恵に感謝するとともに海洋国日本の繁栄を願う国民の祝日「海の日」です。大切な海を守るためにも、海や地球環境にもっともっと関心を持ちたいと思います。
梅雨明けの素晴らしい天気を期待しつつ7月20日(土)に「つなげよう、明日への希望。」をテーマにレスポアール久山20周年記念イベントを開催します。図書館と多目的ホール及び研修施設の複合施設として、1999年7月24日にオープンした久山町文化交流センターは、今年で丁度20周年を迎えます。住民の公募で選ばれた「レスポアール」という愛称は、フランス語のESPOIR(希望)に冠詞のLEを付けたもので「みんなの夢や希望がかなう町になるように」という願いが込められているそうです。レスポアールはこれまで、学びや文化交流の機会を提供することを通して、そんな町づくりのお手伝いをしてきましたが、今日その役割はますます重要になってきています。皆様とこの20年を振り返りさらに絆を深めるとともに、引き続き皆様の夢や希望に寄り添い続けるレスポアールを目指したいと思います。当日は、久山欅太鼓の力強く心に響く演奏を皮切りに久中吹奏楽部や利用者の皆様のステージ発表、展示や体験コーナー更には16店舗のおいしい食べ物屋さんが皆さんをお待ちしています。記念品や楽しい抽選会も用意しています。是非、ご家族やご近所お友達お誘い合せの上ご来場下さい。

久山町文化交流センター
センター長兼図書館長 太田隆晴