開館20周年
外観

 新年明けましておめでとうございます。本年が皆様にとって希望に満ちた素晴らしい年になりますようにスタッフ一同心よりお祈り申し上げます。また、本年もレスポアール久山、久山町民図書館をよろしくお願い申し上げます。
「平成」最後の年が始まります。「昭和」から「平成」になったのはついこの間のような気がしますが、5月からは新天皇の即位に伴い新しい元号になります。新しい元号はどんな元号になるのか気になるところです。今日の元号は、日本国及び日本国民統合の象徴である天皇の在位中の年代に対する称号としての意味を持ちます。もう一方で、私たちの暮らしの中では、西暦という年の数え方も使われています。これは、キリストの誕生した年を紀元とする数え方で、1582年に作られたグレゴリオ暦によります。そこで紀元前はB.C.(Before Christ キリストの前)と記し、紀元後はA.D.(Anno Domini 主の年に)と記します。ただ、後世の研究によるとキリスト誕生の年はこの年ではないようです。また、国際化が進む中で、非キリスト教徒への配慮もあり、A.D.ではなくC.E.(Common Era 共通紀元)と表記する例も増えているそうです。日本では、明治5年12月2日(旧太陰太陽暦)の翌日を明治6年1月1日(新太陽暦)として、西暦1873年1月1日との整合が図られました。
私たちの年齢の数え方には満年齢のほかに、今日ではあまり使われなくなりましたが「数え年(かぞえどし)」があります。「数え年」は、生まれた年を1歳とし、その後元旦(1月1日)を迎えるごとに1歳を加えていきます。元旦は、単に年が改まった日というだけでなく、それぞれが1歳年を取るという特別の日としての意味がありました。また、元旦はその年の豊作をもたらし、家を災いから守ってくれる歳神様をお迎えする日でもありました。玄関に注連縄を飾り厄や禍を祓い、鏡餅をお供えして無病息災と繁栄を祈るという昔からの風習もそこからきているようです。とんでもないスピードで大きく変化し続ける現代社会ですが、これまで守られてきた昔からの風習にはそれなりの意味があります。それらを引き継いでいくことにもまた大きな意義があるように思います。
年の数え方としては「周年」というものもあります。ある出来事から丸1年が経過した時を1周年と言い表します。満年齢と同じです。平成11年7月に開館したレスポアール久山及び久山町民図書館は、今年の7月で20周年を迎えます。人間でいえば丁度成人式の年にあたります。施設の建設や開館に向けて諸準備に携わられた方々をはじめ、多くの方々のご尽力やご努力、そして様々な関係者の皆様のご支援とご協力があって今日を迎えることが出来たと思います。この記念すべき節目に運営に携わることが出来る幸せに感謝しつつ、皆様とともに開館20周年のこの年を意義ある年にしてまいりたいと思います。

久山町文化交流センター
センター長兼図書館長 太田隆晴