ひさやまの魅力・観力・味力
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毎年秋に行われる久山町の一大イベント「祭りひさやま」の本年度第1回の実行委員会が先日レスポアール久山で行われました。今年で22回を迎えるこの祭りは、生涯学習フェスタとしての一面を持ちながら、商工会や文化協会をはじめとする町内の様々な団体が実行委員として参画する町を挙げての町民の祭りです。

日ごろの学習の成果を発表する展示や演奏・演舞、祭りを盛り上げるキャラクターショーや秋の味覚を提供する出店、そして最後は豪華な打ち上げ花火まであります。さらに今年は消防団有志によるシンクロナイズドスイミング・ウオーターボーイズショーが見られるかもしれないそうです。私たちレスポアール久山のスタッフも事務局員として、企画・準備に忙しい日が続くことになりますが、当日がとても楽しみです。

「ひさやまの魅力・観力・味力」これが当日実行委員会で決定された本年度の祭りのテーマです。「久山の魅力を再確認し、広く発信する祭りにしよう」というみんなの思いがテーマになりました。フレーズのアイディアは今年初めて参加した若い実行委員です。このテーマにそった絵を久原、山田両小学校の一年生全員に描いてもらい、会場を飾る提灯に張ります。提灯をつくるのは商工会青年部の皆さんです。子どもたちは豊かな感性でたくさんの久山の魅力、久山自慢を描いてくれると思います。ひょっとすると新しい久山の魅力が発見されるかもしれません。

ところで、久山の魅力づくりとして町が力を入れて取り組んでいる事業があります。それが「首羅山遺跡」整備事業です。「首羅山遺跡」は久山町の白山(288㍍)一帯に広がる中世の山岳寺院の遺構です。最盛期の鎌倉時代には350もの宿坊があったそうです。遺跡からは韓国や中国から運ばれたさまざまな石造物や陶磁器などが発見されています。平成25年3月に国指定史跡となった後も発掘が続けられていますが、この貴重な歴史的遺産を将来にわたる地域の財産として守り伝えるため、町民の力を活かした久山町らしい整備を進めていこうとしているのです。

また、今年の3月には「首羅山遺跡」についてこれまで学校の授業で使った教材などをまとめた副読本「ひさやまの歴史」が完成しています。レスポアール久山では、副読本制作の中心メンバーでもある教育委員会文化財担当の江上智恵さんを講師に9月から「ひさやまの歴史」講座を開講するよう準備を進めています。町民の皆様にも改めて久山の歴史を学んでいただき、久山の新たな魅力を発見していただけたら幸いです。

レスポアール久山自身が「ひさやまの魅力」として町民の皆様に認めていただけるよう、これからも親しまれる運営、魅力ある事業展開に努めてまいります。

久山町文化交流センター
センター長兼図書館長 太田隆晴